1.美味しいアイスを丁寧に販売する日々
今から20年ほど前のお話。夏秋冷菓の2代目五郎(主人の父)は近くの吉野ヶ里公園を中心に屋台一本で丁寧に、美味しいアイスをつくり、近所の皆さんに喜ばれていた。
本当に美味しいねぇ。
その言葉だけがうれしく、高い原価にもかかわらず、日々アイスクリン、アイスキャンデーを作り続け、真摯に販売していた。
2.ビジネスにまつわる悲劇
しかし、突如転機が訪れる。ある時、ビジネスパートナーから案件を持ち掛けられた。言葉巧みにセールスマンは夏秋冷菓に歩み寄る。丁度販売も含めて順調に過ごしていた中、五郎は案件に契約をした。
それが、転機の始まりだった。ふたを開けてみると、約3億円の支払いを迫られる事になってしまったのだ!ここから、月300万円の支払いをこなしていかなければならない日々が始まった。
3.粛々と返済する日々を経て
<現在の主人、剛とその父、五郎>
借金を背負った頃、今の主人である剛は3人目の子供が出来た。名前は、和弘。
当時まだ子供、小学生だった和弘(主人の息子)はこう語る。
「自分だけが兄のおさがりの服、黒く汚れズタボロになった靴、ずっと嫌だった。」
そんな小学生の生活を過ごしていた和弘は、この借金の中の生活にある日気づく事になる。
周りからは、噂で
「夏秋冷菓は、もうだめかもしれないな・・・」
「夏秋冷菓は、これで終わった。」
そういう言葉も耳に聞こえてきた。
電気求められるような生活を暮らした小学生時代の和弘。自分の家は貧しいんだ。その気持ちだけがずっと引きずることになる。
夏秋冷菓は本当にだめなのか、もうこれで借金も返せずに、美味しいアイスクリンもアイスキャンデーをも出せなくなり、終わってしまうのか。
4.アイス、希望の光
<主人、剛の子供、和弘>
和弘、小学3年生のころ。主人、剛の父である五郎が、唐突に和弘に話しかけてきた。
「今日で終わった。今からうなぎでも食べに行こう。」
突然のことに、和弘は分からなかった。終わった=もう家が無くなってしまうのか?とも思えた。
しかしそれは、きっちりと返済を約10年もの間終えたことに対する「終わった。」だったのだ。
主人の剛は、
「おいしいアイスでしか、返せない。だから、美味しいアイスをしっかりと作り売っていく」
それをずっと継続してきたのだった。五郎と剛が返済しきった3億円という額は、金額の大きさもさることながら、その中の苦労を経て、美味しいアイスを追求することに繋がったのであった。
今の和弘は、父と祖父の昔の失敗と壮絶な経験を経て、自分が今度は盛り上げていき、本当に美味しい夏秋冷菓のアイス、氷菓を今はまだ知らない人たちに食べてもらいたい、その想いで一杯だ。
借金の経験というほど、辛いことは無いが、それがあるからこそ今、本当に協力し合えるミルクなどの素材を作る人々や販売や屋台を出す場所を提供してくれるビジネスパートナーとの付き合いを大切にしている。
美味しいアイスキャンデーを食べるなら夏秋冷菓まで、どうぞ
美味しいアイスキャンデーや昔なつかしのアイスクリン、氷菓やジェラートまで豊富なバリエーションのアイスを製造販売している夏秋冷菓なら、きっと出店でも通販でもお気に入りの商品が見つかるはず。
ぜひ、美味しいアイスキャンデーを通販で購入していただき、さらには佐賀県に来ていただいて、イベントを確認してその場でしか食べられないアイスクリンをお楽しみください!
美味しいアイスキャンデーの注文なら夏秋冷菓まで
サイト名 | 昔なつかしアイスクリン 夏秋冷菓 / Natsuakireika |
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会社名 | 夏秋冷菓 / Natsuakireika |
住所 | 〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1573 |
代表者 | 夏秋 剛 / Tsuyoshi Natsuaki |
設立 | 明治後期 |
事業内容 |
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URL | https://natsuakireika.com/ |